こんにちは。
保育・療育専門家のコノアス合同会社 代表 柏木です。
「うちの子だけ?」と感じるあなたへ〜この記事でわかること〜
なんだか、うちの子、他の子と違う気がする…
そんな風に感じたことはありませんか?
この記事では、
- 「うちの子だけ?」と思う瞬間とは?
- 発達障害・グレーゾーンのお子さんたちの特徴
- そんな時に親ができること
- 子育てで大切にしたい考え方
をわかりやすく丁寧に解説します。
お子さんを育てている保護者の方に向けて、特に発語が遅かったり、身辺自立が進まないなど、障害の重さに不安を抱えている方にも寄り添う内容になっています。
「うちの子だけ?」と思う瞬間とは

周りと違う?集団生活で感じる違和感
保育園や幼稚園に通うようになると、自然と同年代のお子さんたちと比較する機会が増えると思います。
みんなが集まって座っているのにうちの子だけ動き回ってしまう、呼んでも反応しない……
そんな場面に直面すると、「うちの子、大丈夫かな?」と不安になりますよね。
家庭内での気になる行動パターン

家の中でも、こだわりの強さや同じ遊びを繰り返す、急な癇癪など、ちょっとした違和感を感じることがあるかもしれません。
目線が合わない、言葉があまり出ない……などの心配もあるかもしれません。
成長の過程だと思いつつも、ふとした瞬間に不安がよぎることもあります。
比べたくないのに比べてしまう親心
「他の子はもうこんなことができるのに」「うちの子はまだ…」 比べたくないと思っていても、自然と比較してしまうのが親心です。
そのたびに自分を責めてしまうこともあるでしょう。
しかし、それはおかしなことではありません。お子さんを想っているからこそ、心配になってしまうのです。
発達障害・グレーゾーンのお子さんたちの特徴

2〜5歳で見られる発達の気になるサイン
- 名前を呼んでも振り向かない
- 一人遊びばかりして他の子と関わらない
- 言葉が遅い、あるいは単語の繰り返しばかり
- 極端にこだわりが強い
- 身の回りのこと(着替えやトイレなど)が自立しない
発達のスピードは本当に「個性」なのか?
「発達には個人差がある」とよく言われます。
しかし、明らかに周囲との差を感じたり、成長の停滞が見られる場合は、専門的な支援が必要なこともあります。
個性として見守るだけではなく、適切なサポートを考えることも大切です。
親が気づく「小さな違和感」の大切さ

一緒に過ごしている親だからこそ気づく小さな変化や違和感。
それは決して「考えすぎ」ではありません。
小さな変化や違和感に敏感になることは、お子さんの成長をサポートする大きな第一歩になります。
「うちの子だけ?」と思ったとき、どうすればいい?

まずは焦らず現状を受け止める
不安な気持ちになるのは当然です。
でも、まずはお子さんの今を冷静に受け止めることが大切です。焦りや不安から過度に叱ったり、期待を押し付けたりしてしまうと、お子さんも苦しくなってしまいます。
相談先を探す〜誰に、どこに話せばいい?〜

- 市区町村の子育て支援センター
- 児童発達支援事業所
- 小児科・発達外来
- 保育園・幼稚園の先生
一人で抱え込まず、専門家や周囲の先生などに相談しましょう。
早期に動き出すことで、適切な支援につながりやすくなります。
早期支援がもたらす未来への希望
早期に支援を受けたお子さんたちは、できることが増え、自信をつけ、集団生活にもスムーズに馴染めるケースが多くあります。
「早すぎる相談なんてない」と考えて、まずは一歩、動き出してみましょう。
発達に凸凹がある子の子育てで大切にしたいこと

「できない」より「できた」に目を向ける
できないことばかりに目を向けると、親も子もつらくなります。
小さな「できた!」を一緒に喜ぶことで、自己肯定感を育てていきましょう。
家庭でできる支援と環境づくり
- 生活リズムを整える
- わかりやすいルールを設定する
- スモールステップで成功体験を積み重ねる
親自身の心のケアも忘れずに
子育てに一生懸命になるあまり、自分自身のケアを後回しにしていませんか?
時には一息ついたり、誰かに話を聞いてもらったりすることも、お子さんと向き合うために必要なことです。
発達障害のあるお子さんを育てていると、毎日のサポートに疲れを感じることもあると思います。
そんなときに利用できるのが「レスパイトケア」です。短期間だけ専門の施設や支援者にお子さんを預けることで、親御さん自身が休息をとったり、自分の時間を過ごしたりできる仕組みです。
無理をせず、安心して育児を続けるために、必要な時にはぜひ活用を検討してみてください。
よくある質問(FAQ)

【質問1】「まだ小さいから様子を見ても大丈夫?」
確かに2〜3歳は個人差が大きい時期です。
しかし、気になることがあれば早めに相談するのがおすすめです。
様子を見る間にサポートが遅れると、お子さんにとって負担が大きくなることもあります。
【質問2】「相談したらすぐ診断されてしまうの?」
相談=即診断ではありません。まずはお子さんの様子を見ながら必要な支援を検討していきます。
診断がつくかどうかより、お子さんがより良い育ちをするために何ができるかを一緒に考えることが大切です。
【質問3】「きょうだいへの影響が心配です」
きょうだいにとっても、発達に課題がある兄弟姉妹と共に育つ経験は大きな学びになります。
ただし、きょうだいの気持ちにも丁寧に寄り添い、適切なサポートをしていきましょう。
【結論】「うちの子だけ?」は、決してあなた一人の悩みじゃない

子育てをしていると、不安や悩みはつきものです。 特に、発達に凸凹があるお子さんたちを育てる中で感じる「うちの子だけ?」という思いは、多くの親御さんが経験しているものです。
お子さんたち一人ひとりのペースを大切にしながら、保護者の皆さまと一緒に歩んでいきたいと思っています。
はぐちるの森は、こどもたちの明日を考えるブログ
子どもたちの発達をゆっくり支援していく施設「はぐちるランド」を運営しています。
はぐちるランドは、子供たち一人ひとりがこれからの未来を楽しくのびのびと生活できるよう援助、療育を行う施設です。
また、児童発達支援施設の開設・運営をトータルサポート
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